当社が特に重視している3つの住宅性能について
家づくりのこだわり(性能)
2025/12/23
お家づくりの「性能」は、暮らし快適・安心・光熱費に直結する、とても大事なテーマです。 今回は、当社が特に重視している3つの性能について、少し踏み込んでお話しします。
①耐震等級3(「相当」に注意)
日本で家を建てる以上、耐震性能は最優先で考えたいポイントです。 耐震等級3は、建築基準法レベルの1.5倍の地震力に加味される最高ランクとされ、家族の命と財産を守るための一つの目安になります。
「相当」と書かれていても、実際には正式な構造計算がされていないケースもあり、本当にそのレベルの強さがあるのか確認できません。


② UA値0.46以下(数字だけでは語れない快適さ)
二つ目は「UA値0.46以下」という断熱性能です。
UA値とは、家全体からどれくらい熱が逃げていくかの数値で、値が小さいほど「断熱性が高い家」というイメージになります。 東北地方や北海道レベルの基準にも近い性能であれば、冬さや夏の暑さを穏やかにしてくれ、光熱費の削減にもつながります。いくらUA値を下げても、窓の配置や日射取得の考え方、換気、住まいの方チグハグだと、エアコンに頼り続ける「数字だけの性能で光熱費のかかる家」になってしまいます。

③ C値0.5以下(全棟気密測定が信頼の証)
三つ目は「C値0.5以下」という気密性能です。
C値は、家全体にどれくらい「すき間」があるという数値でこの値が少ないほどすき間が少ない=気密性が高い家ということになります。
高断熱住宅の性能をしっかり発揮させるためには、この気密性能が重要です。
気密性能が低いお家は快適性も省エネ性も十分に発揮できません。
ここで重要なのが、「全棟で気密測定を行ってください」です。図面上だけで「C値0.5以下相当です」とうたうのではなく、実際に建てた一棟一棟を機械で測定し、数値を確認・フィードバックしている会社かどうかが、信頼できるパートナー選びのポイントになります。

耐震等級3(許容耐力度計算)、UA値0.46以下、C0.5以下。 この3つの見えない部分こそ丁寧に、という私たちのお家づくりの基本的な姿勢です。
佐藤和也
家づくりアドバイザー