安間邸仕様決め 外装編
家づくり相談室
2018/07/24
皆さんこんにちは安間です。
本日は安間邸の仕様についてお話しさせていただきたいと思います。
仕様というのは、建物で使用する部材のことをいいます。
今回お話しするのはその仕様の「外装」部分になります。
外装部分といっても、外装としてあらわす箇所は多岐にわたります。
その中でも今回は「外壁材」についてお話ししたいと思います。
外壁材というのは建物を覆う一番種になるものです。
窯業系サイディング、金属サイディング、タイル、塗り壁、木 etc・・・
外壁材の種類も本当に多くありメリット、デメリットも様々です。
なので、本当に悩んでしまうところなのですが、今回私が仕様を決めるにあたって考えたことをお伝えします。
一番最初に考えたのは「メンテナンス」についてです。
これに関しては、色々なところで色々な話が出ているため考えたことがある人が多いかと思います。
まず、メンテナンスに優れた部材といえば「タイル張り」この一択です。
タイル張りというのは一切のメンテナンスがいりません。半永久的に使えます。
なおかつ凹凸も大きいため、壁面に影ができかっこよく見えます。
また、外装材のメンテナンスがかかる場所として板材自体のつなぎ目の「コーキング」というゴム状の箇所があるのですが、タイル貼りにはこれがありません。
なので、タイルはほぼノーメンテナンスで使用できるすぐれものなのです。
ただ、一つだけデメリットが・・・
金額が高いんです。
面積にもよりますが窯業系サイディングから200万円程金額があがると思われます。
なので、今回私が選択したのは子育て安心住宅でも標準で扱っている窯業系サイディングを選択しました。
窯業系サイディングのメリットは金額が安いのと、表現の幅が豊富という点があります。
デメリットとしては、タイルのように半永久的に使えるものではないのである一定のタイミングでメンテナンスが必要になります。
15年の塗膜保証がついてはいますが、やはり20年以降のタイミングでメンテンスをすることになるかと思います。
そこで自分が考えたのは20~30年住み続けた後、自分が50~60歳のタイミングでやり直すことがあるのだろうか・・・
と考えました。
正直、塗膜がダメになっても雨漏れがするわけではありません。普通に住み続けられます。
であれば、タイル貼りにして200万円かけるのではなく、その200万円は自分の家族の為や、生活を充実させる部分に使うのも手かなと考えました。
上記のように、ものにはメリットデメリットがあり、自分がどこを選択するかが重要になるかと思います。
仕様をきめるのはこれの連続です。
自分が一番何を大切にするかを考えてから、ものの選択に入るといいと思います。